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お茶の種類・成分・表示について

obj_faq_q.gif 普段私たちが飲んでいるのを”緑茶”というんですか?一般的に「緑茶」と表示されていますが、どういう種類があり、それぞれのお茶はどう違うのですか?また、「水出し茶」は普通のお茶と違うのですか?

obj_faq_a.gif 「緑茶」という名称ですが、基本的に「緑茶」と「日本茶」という言葉は同義語であると考えて下さい。したがって、「緑茶」の種類として「煎茶」や「玉露」「番茶」「ほうじ茶」「釜炒り茶」などが存在するのです。日本で「緑茶」といわれているお茶を大きく分類すると下記の表の通りとなります。これは緑茶の包装材に付けられる表示のうち、「名称」の項目に記載されている名前の種類といえます。また、「小分類名」といえるものです。茶専門店では、ほぼこれらの種類のお茶を取り揃えており、それぞれ価格ランクを設定したいくつかの商品を置いているはずです。

■「緑茶」の分類
 種 類  説   明
 ①煎茶 日本で最も一般的なお茶で、流通量の85%をしめます。茶葉は細くのびていて、上級品ほどうまみや香りが良くなります。ほぼ全国的に手に入りますが、玉緑茶の産地ではお店に置いていない場合があるかも知れません。
 ②玉露・かぶせ茶 煎茶と似ていますが、栽培方法が違います。よしず棚などで茶園を覆い、直射日光を避けてうまみを増し、苦みを押さえて育てた高級茶です。煎茶よりもアミノ酸が多く、豊かな味わいです。茶園を被覆する期間の短いものをかぶせ茶と呼びます。
 ③棒茶 煎茶や玉露などの茶葉を選別する時に出てくる茶の茎を集めたものを棒茶といいます。仕上げ加工中に取り出される「出物」のひとつです。一般に白っぽい外観で、さっぱりとした味です。まったく茎だけを選別することは不可能で、煎茶や玉露の一番おいしいといわれる「芯」(一番若くやわらかい芽)がほとんどの場合棒茶に混じってきます。これが棒茶の旨味を左右していますので、お買い求めの際はよく観察してみて下さい。別名で、「くき茶」「雁ヶ音」(玉露の棒茶を
こう呼ぶ場合もあり)と呼ばれています
 ④粉茶 棒茶と同じで「出物」です。お茶の加工で、擦れたり、砕けたりしたものが粉茶です。棒茶と同じように「芯」が混じってきますので、思いの他おいしい場合があります。お湯を注ぐとすぐ浸出してきますので、現在はティーバッグ用や給茶器用の需要が多いと考えられます。寿司屋さんで出てくるあがり」はほとんどこの粉茶です。
 ⑤番茶 夏秋摘みの比較的大きく固めの葉を主な原料とした茶で、渋味成分のカテキンが豊富です。製法は煎茶と同じです。煎茶を選別する際にふるい分けられた大きめの葉も番茶になります。
 ⑥ほうじ茶 番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したもので、水色は褐色の強いものとなります。しかし、材料が緑茶の種類に属しますので、分類上は緑茶の仲間です。さっぱりとしているのと、価格が比較的安いため、食後の茶に好まれています。
 ⑦玄米茶 番茶や煎茶に高圧で煎った米(花と呼ばれる)などを加えたもので、香ばしい玄米の香りがピッタリ合った風味豊かなお茶です。一般的に茶碗に花は出しません。抹茶を混合した「抹茶入り玄米茶」という製品もあります。
 ⑧抹茶(てん茶) 玉露同様日光を避けて育て、蒸したのち乾燥させたものを葉脈を取り除き石うすで挽いて、非常に細かな粉末にしたもので、主に茶道で使われています。しかし最近食材として使われる場面が増えています。きれいな緑色を求めて煎茶に混合
される場合もあります。抹茶を石うすで挽く前の状態のものを「てん茶」と呼びます。てん茶はまず店頭で見かけることはありませんが、お茶漬けの素の中に入っている場合があります。
 ⑨蒸し玉製緑茶
  (ぐり茶)
製造最終工程が煎茶と異なっているために茶葉が丸い形となり、主に熊本県において生産されています。静岡県の東部地方でも同じような茶があり、「ぐり茶」と呼ばれています。さっぱりした味が特徴です。
 ⑩釜炒り製玉緑茶 鉄製の釜で茶葉を炒って仕上げたもので、丸いかたち。炒った香りが特徴です。主に佐賀県の嬉野地方で製造されています。

■その他、「緑茶」に属するもの
 種 類  説 明
  ⑪深蒸し茶(煎茶) 煎茶のうち、特に茶葉を煎茶よりも長い時間蒸して渋味を押さ え、マイルドな味にしたものを深蒸し茶といいます。水道水に カルキ臭が強い都市部で好まれるお茶です。製造中、長い時間 蒸すことによって、茶を揉む工程で葉が砕けて、普通の煎茶よ りも粉が多く、外観は普通の煎茶よりも黄色っぽいのが普通で す。水色は粉が浮くために鮮やかな緑色になります。
 ⑫水出し茶 水でもよく出るお茶の総称です。静岡県の茶業団体では「冷 茶」という名称で紹介しています。深蒸し茶や煎茶を細かく刻 んだものを使用し、ティーバッグのかたちで販売されている場 合が多いようです。細かくすることによって茶の成分が水に溶 け出しやすくなっています。もちろん、お湯で出しても飲めます。
 ⑬手揉み茶 一般に販売されているお茶は機械で製造されたものがほとんど ですが、機械製造のモデルになった人手による「手揉み茶」が 極少量ですが流通しています。手摘みの品質の優れた茶葉を使 用することと、葉の一本一本が確実により込まれるため、針の ような外観で、たいへんおいしいお茶です。緑茶の分類では煎 茶ですが、製法が手作りなので、こう呼ばれます。
 ⑭粉末茶 抹茶と良く似ていますが、煎茶を破砕して粉末にしたものや、 生葉から直接製品を作り出すものがあります。抹茶と同じでお 湯にすべて溶けますので緑茶の保健成分を残らず摂取すること ができます。インスタントティーとも言えます。
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